エコキュートの施工費の相場は?設置の利点や工事費節約のコツまとめ

エコキュートは、省エネ性能に優れた給湯器として多くの家庭に導入されています。ただし、購入時には本体価格だけでなく、施工費も考慮する必要があります。本記事では、エコキュートの施工費の相場について解説します。
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エコキュートの施工費用の相場
エコキュートの施工費は、おおよそ150,000円〜300,000円程度が目安とされています。費用は設置環境によって大きく変動しますが、標準的な配管や電気工事が含まれる場合、この範囲で対応できるケースが多いです。費用には、タンクの設置・ヒートポンプの設置・電気の接続・既存機器の撤去などが含まれます。
施工費用が変動する要素
施工費用が変動する要素は、以下の通りです。
- 配管工事や電気工事の有無
- 地域差や業者の対応範囲
それぞれの内容を見ていきましょう。
配管工事や電気工事の有無
エコキュートを導入する際に、既存の設備との接続に手間がかかると、施工費が高くなる傾向があります。特に、電源の増設や配線の引き直しが必要になるケースでは、追加費用が発生するかもしれません。また、給水や給湯配管が老朽化している場合は、新たな配管工事が必要になることもあります。
地域差や業者の対応範囲
施工費は地域によっても差が出ます。都市部では人件費や出張費が高めになる傾向があり、地方と比べて総額がやや割高です。また、業者ごとに基本工事の範囲が異なるため、見積もりに含まれる項目を事前に確認しておきましょう。
工事費を節約するコツ
工事費を節約するコツは、以下の通りです。
- 複数の業者に相見積もりを依頼する
- 本体と工事をセットで申し込む
- 補助金制度を活用をする
1つずつ解説します。
複数の業者に相見積もりを依頼する
施工費を抑えるためには、1社だけで決めず、複数の業者に見積もりを依頼しましょう。見積書の内容を比較すれば、適正価格かどうかを見極めやすくなり、不要な出費を避けられます。同じ施工内容でも費用に差が出るため、慎重に選定しましょう。
本体と工事をセットで申し込む
本体と工事を別々で手配するよりも、セットプランで申し込む方が費用を抑えられる場合が多いです。キャンペーンを活用すると、本体代が割引されたり、設置費が無料になったりするケースもあります。総額で考えると、セット契約の方が安くなる傾向にあります。
補助金制度を活用をする
2025年6月現在、エコキュートは省エネ機器の1つとして、国や自治体の補助金の対象になっています。申請条件は地域によって異なりますが、数万円〜100,000円程度の支援が受けられる場合があります。事前に自治体のホームページや販売店で最新情報を確認し、費用負担を軽減しましょう。
エコキュートを設置するメリット
エコキュートを設置するメリットは、以下の通りです。
- 光熱費の削減効果が期待できる
- 災害時に非常用の水として利用できる
それぞれの内容を解説します。
光熱費の削減効果が期待できる
エコキュートは、夜間の安い電力を使ってお湯を沸かすため、月々の光熱費を大幅に抑えられるのが特長です。ガス給湯器と比べてランニングコストが安く、長期間使用するほど経済的な恩恵が大きくなります。特に、家族が多い家庭では、1年を通して節約効果を実感しやすくなります。
災害時に非常用の水として利用できる
貯湯式であるエコキュートは、万が一の断水時にタンク内の水を生活用水として使えるという安心感もあります。飲用には向かないものの、トイレや洗顔、掃除などの用途には問題なく使用できるため、防災対策としても高く評価されています。
施工費を把握して無駄なくエコキュートを導入しよう
エコキュートの施工費は幅がありますが、あらかじめ相場を把握しておけば不要な出費を防げます。工事の内容や条件に応じて費用が変わるため、複数の見積もりや補助金制度の活用が大切です。長く使い続けるためにも、アフターフォローが充実した信頼できる業者に依頼しましょう。