給湯器の種類を徹底比較!それぞれの特徴や費用などの基礎知識を紹介

給湯器にはさまざまな種類があり、特徴や価格、対応できる住宅タイプが異なります。どれを選ぶかによって、光熱費や使い勝手に大きな差が出るため、自分の家庭に合ったタイプを見つけることが大切です。本記事では、ガス・電気・石油・ハイブリッドなど主要な給湯器の種類と、それぞれの特徴を紹介します。
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給湯器の種類を比較
給湯器には、大きく分けてガス式や電気式、石油式、エコキュート、エコジョーズなどの種類があります。それぞれ熱源や仕組みが異なるため、設置環境や光熱費、初期費用などに違いが出ます。家庭のライフスタイルや居住地域によって適した種類が変わるため、選ぶ前に特徴を把握しておくことが大切です。
ガス給湯器の特徴と費用
ガス給湯器は、国内で最も一般的に普及している給湯設備で、都市ガスやプロパンガスを燃料に使い、瞬時にお湯をつくれるのが特徴です。コンパクトなサイズと素早い立ち上がりがメリットで、マンションや一戸建てを問わず幅広く導入されています。設置費用込みで、200,000円〜350,000円ほどが目安です。
電気給湯器の特徴と費用
電気給湯器は、電気を使ってお湯を作る給湯器で、オール電化住宅に設置されることが多いです。深夜電力を活用する「貯湯式」が主流で、夜間にお湯を沸かしてタンクに貯め、日中はそのお湯を使用します。騒音が少なく火を使わないため、住宅密集地での使用に向いています。本体と設置を含めた費用相場は、250,000円〜400,000円前後です。
石油給湯器の特徴と費用
石油給湯器は、灯油を燃料にお湯を沸かす給湯器です。ガスや電気に比べて加熱力が強く、気温が低くても安定した給湯ができるため、寒冷地での使用に適しています。導入費用の目安は、設置費込みで200,000円〜350,000円程度です。
エコキュートの特徴と費用
エコキュートは、ヒートポンプ技術を使って空気中の熱を取り込み、電気の力で圧縮・加熱してお湯を作る給湯器です。環境に優しい再生可能エネルギーを活用できる点や、深夜電力で運転することでランニングコストを抑えられる点が人気の理由です。また、タンクに貯めたお湯は停電時に生活用水として活用できるため、防災面でも安心感があります。導入費用の相場は400,000円〜600,000円前後となります。
エコジョーズの特徴と費用
エコジョーズは、従来のガス給湯器に排熱回収機能を追加し、使い終わった排気熱を再利用することで熱効率を高めた、省エネタイプの給湯器です。少ないガスで効率的にお湯を沸かせるため、光熱費の削減効果が期待できます。外見は通常のガス給湯器とほぼ同じですが、内部構造に工夫があり、CO2排出量の削減にも貢献します。設置費込みでの価格は、250,000円〜400,000円ほどが一般的です。
給湯器を選ぶ際のチェックポイント
給湯器を選ぶ際の主なチェックポイントは、以下の通りです。
- 設置可能スペースの広さで選ぶ
- 家族人数や使用パターンとの相性で選ぶ
- 機能で選ぶ
- ランニングコストで選ぶ
詳しく見ていきましょう。
設置可能スペースの広さで選ぶ
給湯器の種類によって必要な設置スペースは異なります。広い場所が確保できるならタンク式のエコキュートや電気式、狭い場所には壁掛け型のガス給湯器がおすすめです。
家族人数や使用パターンとの相性で選ぶ
家族が多い家庭や使用時間帯が重なる場合は、湯切れしにくい貯湯式やハイブリッド式が適しています。少人数世帯であれば、瞬間式の給湯器でも十分に対応できます。
機能で選ぶ
追い焚きや自動湯はり、スマホ連携など給湯器についている追加機能はさまざまです。便利な機能が搭載されたモデルは価格が上がりますが、日々の使い勝手が格段に良くなります。
ランニングコストで選ぶ
初期費用だけでなく、月々の光熱費も比較が必要です。オール電化の家庭であれば、深夜電力を使うエコキュートの方が長期的に安くなる場合があります。ランニングコストは使用条件や環境によって異なるので、専門業者に相談してみましょう。
給湯器を比較して最適な1台を選ぼう
給湯器は種類によって性能やコスト、設置条件が大きく異なります。それぞれの特徴を理解し、使用スタイルに合った製品を選ぶことで、快適さと経済性を両立できます。信頼できる業者と相談しながら、最適な給湯器を選びましょう。